今話題の働き方改革、会社では「残業を減らそう!」なんて言っていますが、中小零細企業で働いていて、安い給料しかもらっていない人にとっては、残業代が減ったり、なくってしまうのは、もう死活問題です。
残業代が減って、生活がとても苦しくなってきました。
はっきり言って、基本給だけでは生活できません!もう限界です。
なんて相談をよく受けるようになりました。
お金に困ってこの記事にたどり着いたあなたなら、給料ファクタリングって言葉、聞いたことがあるかもしれません。
初めて利用しようと思っている方でも理解していただけるように、給料ファクタリングについての、基本中の基本といえるような情報をご紹介します。
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ファクタリングについて簡単に説明
最近、ネットの記事や広告で、ファクタリングって言葉をよく見ませんか?
ファクタリングなんて知らなかった単語ですが、一体何なのでしょうか?
ファクタリング現金を調達できる仕組み
ファクタリングは一般的には個人ではなく、事業者や法人が利用する制度で、
売掛債権(将来、入金される予定の請求書)を、ファクタリング会社に買い取ってもらうことによって、資金調達=債権を現金化する新しい制度です。
ファクタリングのメリット
ファクタリングは一般的な融資とは違うので、
- 審査は比較的緩め
- 早く現金化される
- 利息がない
というメリットがあります。
このため、資金不足になった中小零細企業がよく利用している制度です。
ファクタリングのデメリット
ファクタリングのデメリットは、高い手数料です。融資ではないので、利息制限法による利息の上限が適用されないためです。
このデメリットを理解しておくのが、ファクタリング機動力のある資金調達ツールとして使うための最大のポイントになります。
給料ファクタリングについて分かりやすく説明
一般的なファクタリングは会社などの法人が対象ですが、給料ファクタリングはどういう制度なのでしょうか?
給料ファクタリング現金を調達できる仕組み
給料ファクタリングは、給料などをもらっている個人を対象としたファクタリングです。
個人の給料債権をファクタリング会社に買い取ってもらうことによって、給与債権を現金化すること制度です。
給料支払い日前にお金をもらうことができますが、分かりやすく言い換えると、給料の前借りのようなものです。
給料ファクタリングを利用できる人
給料ファクタリングでは給料を給料支払い日前に買い取ってもらうため、利用できる人は給料をもっている人だけになります。
個人事業主や自営業者は、給料ファクタリングを利用できません。
利用できる人を具体的に挙げると、次の通りです。
- サラリーマンや公務員
- 個人事務所に勤めていて、そこから給料をもらっている人
- 給料(バイト料)をもらっている、パートやアルバイトの人
- 夫が会社員である主婦
給料ファクタリングは簡単に利用できるの?
ファクタリング会社の多くは、最初に挙げたような法人向けの一般的なファクタリングを行っています。
個人の給料向けのファクタリングを行なうファクタリング会社は、まだまだ少ないです。
後で、おすすめ個人向け給料ファクタリング会社をご紹介しますので、参考になさってください。
給料ファクタリングのメリット
給料ファクタリングには、2つの大きなメリットがあります。
審査が緩く通りやすい
給料ファクタリングの最大のメリットは、従来の融資でとは違って審査が緩く通りやすいことです。
給料債権をファクタリング会社に買い取ってもらうので、ファクタリング会社が審査するのは、給料が間違いなく支払われるのかなので、申込者が勤めている会社を審査することになります。
このため、審査の基準はとても緩いのです。
消費者金融のように、申込者自身について審査するわけではないので、消費者金融などでお金を借りることができない「金融ブラック」の人でも、給料をもらえる仕事に就いているなら審査に通る可能性は高いです。
法人向けのファクタリングには「面談」がありますが、審査にかかる時間が非常に速いです。
審査にかかる時間は、よっぽどのことが無い限り30分以内のようです。
審査に落ちる場合の例
残念ながら、審査に落ちる場合もあるようです。
- 給料債権の存在が証明できない
- 必要書類に不備がある
- 虚偽の申告をした
会社勤めしていないのに、勤めていると誤った申告をする
会社を辞めた直後に「勤めている」と申告をする - 利用者の人柄に問題がある
などが原因で審査に通らないこともあるようなので、注意してください。
現金化がスピーディ!
現金化がとてもスピーディなのも、給料ファクタリングのメリットです。
スムーズにお金をもらえる理由は次の2です。
- 給料ファクタリングが融資ではないこと
- あなた自身を審査するのではなく、給料を払う会社を審査するため
余談ですが、法人向けのファクタリングには「面談」がありますが、給料ファクタリングにはありません。
これも早く審査が終わる理由の一つかもしれません。
申込から振込みまで約1時間!!
申込から振込みまでにかかる時間は、必要書類などに問題がない限り、だいたい1時間です。
現給料ファクタリングのメリットまとめ
- 審査に通りやすい
- 現金化がスピーディ
は、給料ファクタリングの2大メリットと覚えておきましょう。
給料日前に、急なトラブルに見舞われたような時に、給料ファクタリングは、心強い味方になります。
給料ファクタリングのデメリット
給料ファクタリングのデメリットは、一般のファクタリングと同様に、手数料が高いことです。通常、10%~20%の手数料が設定されているようです。
詳しくは後の項目で説明します。
給料ファクタリングの返済方法
ここで、給料ファクタリングの制度を見直しておきましょう。
給料ファクタリングは、給料債権(支払われる予定の給料)をファクタリング会社に買い取ってもらい、給与支払い日前に現金を手にすることができる制度です。
分かりやすく言うと、給料の前借り。
給料をもらうまでのピンチを逃れるために手続きをした後、給料から手数料を引いた金額の現金が、ファクタリング会社からあなたの口座あてに振り込まれます。
ココまではおいしい話。
会社から振り込まれた給与はファクタリング会社に返済しなければなりません
本来の給料日に、あなたの口座あてに勤め先の会社から給料が振り込まれますよね。
この給料は、一日も早くファクタリング会社に返済しなければなりません。
必要なお金が足りなくなっているから給料ファクタリングを利用しているわけなので、ファクタリング会社に返済する前に、給料を他のことに使ったり、別の返済に充てたくなる人もいるかもしれません。
ですがこれは危険です。
給料ファクタリングの手数料は非常に高いので、1日の返済遅れが大きな差になってしまいす。
給料が振り込まれたら、その日のうちにファクタリング会社に返しましょう。
確実な返済計画を立て、返せる金額の範囲で給料ファクタリング利用してください。
どうしても返せなくなった場合はファクタリング会社に相談しよう
万一、ファクタリング会社への返済ができなくなった場合、支払わずに放置したり、連絡せず逃げるのはとても危険です。
給料ファクタリングは、審査が緩く、現金化も早いメリットが強調されていますが、その一方で、高い率の手数料が必要になってきます。
返せなくなった場合、ファクタリング会社に連絡して、支払いの猶予や分割を相談するなど、誠実にお願いしたら、それなりの対応を取ってくれるかもしれません。
大事なことなので繰り返しますが、返済でトラブルが起こった場合は、真摯に対応しましょう。
どうすることもできなくなった場合は、ファクタリング問題に強い弁護士や行政書に相談して助けてもらうことも考えるといいでしょう。
給料ファクタリング会社を選ぶときに気をつけるべきポイント
給料ファクタリング会社多くはありませんが、いくつかあります。どのような点に気を付けて選んだらいいのか、チェックポイントをご紹介します。
手数料をチェック!
給料ファクタリングには2つの大きなメリットがありますが、その代りに大きなデメリットもあります。
デメリットは手数料が高いこと。
給料ファクタリングを利用しようと思うピンチな状態では、各会社の手数料を比較する余裕はないかもしれません。
ですが、1%の差は大きな金額差になってしまいますので、各社の手数料は比較、確認しておきましょう。
ファクタリングの手数料は、平均して約20%です。
勤務先企業の評価などの審査結果によっても違いますが、手数料20%以下を目安にファクタリング会社を探しましょう。
勤務企業の信用度が良い場合は、手数料が10%以下になることもあります。
利用できる金額の上限と下限を知っておこう
給料債権(支払われる予定の給料)をファクタリング会社に買い取ってもらい、手数料を差し引いた金額を振り込んでもらう、給料ファクタリング。
給料として支払われる予定額以上をもらうことはできにはなりません。
つまり、利用できる上限は、給料の支払い予定金額から手数料を差し引いた金額となります。
手数料を考えると、月給全部前借するのはしんどい、という場合もありますよね。
下限については各社様々で、給料の一部だけでもOKということで、少額でも対応してくれるファクタリング会社もあります。
会社が倒産して給料が支払われない場合の返済義務も要確認!
給料ファクタリングの審査は、給料支払元の会社の支払い能力について審査することはご説明しましたね。
この点からも、あなたに給料が支払われなかった場合、あなたには返済義務が無いことが分かります。
万一、勤務先会社が倒産、給料未払いになってしまった場合、利用者のあなたが代わりに支払う義務がありません。
法律用語で、「償還請求権が無い」といいます。
この点も、給料ファクタリングのメリットの一つです。
ファクタリング会社は貸し倒れになるリスクを負っている代わりに、高い手数料を設定しているのです。
支払元の会社が給料を支払わない場合、あなたに請求してくることがないように、申し込み時に、償還請求権の有無を確認しましょう。
現金化までにかかる時間も確認しよう
給料ファクタリングに頼りたくなるのは、現金がショートしたり、お金のトラブルがあったりして、一刻も早く現金が欲しい時ではないでしょうか。
「即日現金化」「数時間で振り込みます」なんて宣伝しているファクタリング会社があります。
実際のところどれらいの速さで現金化できて、お金を引き出せるようになるかも、チェックしておきましょう。
悪質な業者ではないことを確認しよう
ほとんどのファクタリング会社は安心して利用できる会社ですが、悪徳業者や闇金もあるかもしれません。
悪徳業者や闇金など怪しい会社に関わりを持ってしまうと、とんでもないトラブルに巻き込まれてしまいます。
利用する前には、必ずブラックな業者でないことをチェックしましょう。
怪しい業者かどうかは、次のような点から見分けることができます。
- 契約書を作らない、契約条件や契約内容があいまい
- 保証人や担保を要求
- 必要な書類が少ない
- 会社のHPに住所や電話番号が記載されていない
これらのチェックポイントを参考にして業者の審査を行い、胡散臭い会社を避けるようにしましょう。
口コミをチェック!
利用しようかと思うファクタリング会社については、ネットの口コミも確認しておきましょう。
やらせの口コミなんて問題もありますが、実際に利用したる人からのコメントはとても参考になるものです。
口コミを見てチェックしておきたいポイントは、
- ネットに表示している手数料と実際の手数料の差がないか
- スタッフの接し方
- 現金を手にするまでに実際にかかった時間
など確認するといいでしょう。
これらの点からは、そのファクタリング会社の特徴や、悪徳業者ではないかなど把握できるはずです。
給料ファクタリング会社人気ランキングを発表!
給料ファクタリング会社を選ぶ際に気をつけたい点についてご紹介しました。
気をつけたいポイントを並べておきます。
- 手数料
- 利用できる金額の上限と下限
- 利用者に償還請求権が無いこと
- 入金スピード
- 悪徳業者ではないこと
- 口コミ
これらをもとに、安心して利用できる給料ファクタリング会社のランキングを作成しました。
法人向けのファクタリング会社に比べると、個人向けの給料ファクタリングを行う会社は少ないため、探しつらいかもしれません。
また、悪徳業者がひそんでいるリスクもあります。
ぜひ、このランキングを参考に、安心して利用できる給料ファクタリング会社を選択しましょう。
ファクタリング会社選びの間違いは、特に手数料の差は大きな金額差になりますから、間違ったファクタリング会社を選ばないよう、慎重に探しましょう。
※サイト紹介
まとめ
個人向け給料ファクタリングの基本情報をご紹介しました。
メリットだけでなくデメリットやリスクもしっかり理解してから、給料ファクタリングを利用するようにしましょう。
スピーディな給料ファクタリングは、困っているときにはとてもありがたい現金調達ツールですが、手数料というデメリットもあります。
安易に手を出すのではなく、システムをしっかり理解して賢く利用することをおすすめします。